22日、「第1回城東区幼稚園関係者協議会」が開かれました。区内の公立幼稚園と民間幼稚園の園長先生、保護者の代表が一同に会し、大阪市がすすめようとしている公立幼稚園民営化計画案
http://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/cmsfiles/contents/0000204/204058/youtien.pdf
について、意見を交わし合う場です。私も、ぜひ、声を聞かせていただきたくて出席しました。
市長は、「民間でできることは民間で」と全園民営化に向けて乱暴にスケジュールを決め、公募区長に「区民を説得せよ」と指示を出しています。けれども、協議会では公立・民間、どちらの関係者の方からも、早急な民営化に不安の声が出されました。
ほとんどの方がおっしゃったのは、「民営化して、支援を必要とする子をすべて受け入れられるのか」という不安と「どちらがいいとか悪いとかではなく、わが子にいちばん合う園を選んでいる。選択肢を減らさないでほしい」ということでした。
ある民間園の園長さんの「民間でできるること、というけれど、民間でできているといえるのか。援助の必要な子への対応もあり、職員にここまで負担をかけていのか、というのが現状」「民間でできるというより民間の努力でできている」という言葉は、民間園の厳しさの告発であると同時に、「民間でできることは民間で」という言葉で公的責任を投げ出そうとしている提案への鋭い批判だと思います。この先生は、「公立は民間より市のお金がかかる、という説明だったが、無駄遣いでなければ今のままがいい」と締めくくられました。
民間園の保護者さんは「いちばん大事なことは、親がこの園がいい、と思って子どもを送り出すこと。経営が変わって不安をもって送り出すことになれば、親にも子どもにも地域にもプラスにならない。園のあり方がブレてはいけない」と。
皆さんが、子ども第一に真剣に考えておられる姿に感服。この声を聞けば「スケジュール通り民営化」とは、とても言えないでしょう。
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