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命を預かる仕事をバカにしないで!  保育士給与削減

11008483_351479558389922_2908628680331165063_n 予算委員会が開かれています。

 6日、大阪市が予定している、保育士さんの給料表新設、などについて質疑をしました。

 橋下市長の「民間にある職種は民間の給料に合わせろ」という指示のもと、これまで行政職の給料表だった保育士さんに、ほとんどの人が給与削減になる給料表をつくるという提案です。

 以前、城東区の幼稚園協議会で民間園の園長先生が「民間で成り立っている事業は民間で、と言うけれど、少ない先生が休憩もとらずに走り回っている現状で、果たして成り立っていると言えるんでしょうか。」と言われたことを思い出しました。

 幼稚園も保育所も子どもの命を預かる大変な仕事。公・民を問わず、働く人の処遇をよくすることこそ必要です。

 保育士不足が社会問題になっていますが、大阪市では「公立保育所はいらない」という乱暴な意見に振り回され、正規採用は凍結、任期付保育士さんも集まらず、深刻な保育士欠員のため入所定数を減らすという、待機児解消と真逆のことをしています。いっそう処遇を悪くしてどうするのか。民間との均衡というなら民間の処遇改善の手立てこそとるべきなのに、お給料の低い民間に合わせるなんて本末転倒です。

 公・民問わず、保育の現場はどんどん大変になっています。長時間保育、ケアが必要な子や管理的な仕事の増加。年休も休憩もとれないなか、劇症型アレルギーの子どもさんの緊急の注射まで預かり、文字通り命を預かる緊張と向き合い続けています。思わず居並ぶ幹部職員の皆さんに「あなたたちの仕事もたいへんでしょうが、自分のミスで子どもの命を失ってはならないと休む時間もなく働いている人たちに、あなたたちよりうんと低い給料表で仕事をしなさい、と言ってしまってほんとうにいいのですか? 給料表を新設するというなら、行政職より高くしてもいいぐらいだと思いませんか?」と言ってしまいました。それほど許せない提案なのです。

 9日(月)は「特別区設置協定書」の集中質疑です。何度も何度も繰り返してきた議論。13日の議決を前にけじめの議論。「大阪市をなくすな!」の思いを込めて準備中です。

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