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命を預かる誇りに感動   地下鉄総合訓練

KIMG2147 先日、深夜の千日前線今里駅で行われた地震発生時の総合訓練に参加しました。参加といっても見せていただくだけで、訓練に参加したわけではないのですが。

 交通局・消防局・大阪府警など総勢150人が終電終了後の今里駅や、走行中に震度5の地震に見舞われる想定の列車内などに配置につき、緊張したおももち。今年は初めて訓練参加者にシナリオを知らせずブラインド方式で実施とのことで、予期せぬトラブルに対処できるか、という会話が飛び交っていました(トラブルとは予期せぬものではありますが)。

 パニックに陥る乗客、余震、火災、停電によるエスカレーター急停止での重症者発生などが仕込まれていたようですが、何とか乗り越え、怪我人も救助。KIMG2170

 可動式ホーム柵のドアと列車のドアが、大きくずれて停止せざるを得ないトラブルもあり、乗客の車外への誘導や車内で大けがをした人の救助の困難さ、停電で機能しなくなった信号に代わる手旗信号での列車の誘導に想定以上の時間がかかること、など訓練を見せていただかなければわからなかったこと、いろいろありました。

 今回の訓練では、乗客のなかにたまたま交通局の職員がいて、ワンマン運転の運転士さんを援助するという想定。いつもそんな幸運に恵まれるとは限らず、震災等を考えたら、やっぱりワンマンカーは考え物だと思いました。

KIMG2175 この「交通局」とあるピンク色の紙は、2つ折りにすると名刺大。裏はシールになっています。交通局の職員は常にこれを携帯していて、乗客だった場合でも事あればこの職員証を貼って、沈静・誘導・救助に当たるのだそうです。たまたま近くにいた職員の人が見せて下さり「ほんとに皆さん持ってるの?」とつぶやいたら、我も我もと皆さんが見せて下さいました。乗客の命を預かる誇り。何だかジンとしました。

 

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