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大都市局廃止! 変えよう、大阪市

 今日、6月30日をもって、「都構想」の事務局を担ってきた大阪府市大都市局が廃止されました。府・市合わせて100人近い職員の皆さんは、辞令にしたがいチリジリバラバラにいろいろな部署にいかれます。

 控え室にいると、大阪府に戻って行かれる職員さんが数人退任の挨拶にお越しくださいました。これまで見たことのない晴れやかな笑顔の方が多い。

 振り返れば、私自身も議会で「まるでGHQではないか」と言ったように、組織のあり方への批判が渦巻くなかでの設置であり、着任でした。

 あれから2年余り。

 不毛な議論を繰り返し、やむにやまれずキツイ言葉を投げつけたこともありました。こちらも本当に大変な日々だったけれど、この人たちも眠れぬ夜もあったかも知れません。

 たくさんの人が、荒唐無稽な絵空事に振り回された傷の大きさと深さ。この痛みを無駄にしてはいけない。

 より良い大阪市に変わることで活かしたい。

 健康と健闘を願うお別れの挨拶を交わしながら、あらためて思いました。

みんながヒーロー、ヒロインです  住民投票報告会

 淀屋橋

 僅差の勝利から一夜明けて、18日朝、瀬戸団長、わたなべ結大阪府委員会政策委員とともに、淀屋橋でご出勤の皆さんに住民投票のご報告をさせていただきました。

 市民を二分した感のある住民投票。でも、多くの人が、大阪市の存在意義、歴史、文化、伝統に思いをはせるとともに、大阪市がどうあるべきかを、みんなが語り、考えた闘いでもありました。もう、破壊や分断、対立に終わりを告げ、市民みんなの力で市民が主役の新しい大阪市をつくるスタートを切りたい。こみあげる思いで訴えました。

 大阪市の職員さんもたくさん通られます。

 橋下市長が、公務員攻撃を最大の武器にして市役所の長となってから3年半。「市長の顔色を伺って仕事をしろ」と言い放った橋下市長は任期満了をもって政界からの引退を表明しました(信用しないむきがあるのは当然ですが)。“住民全体の奉仕者”という自治体労働者の任務を発揮し、市民が大切にされる市政に向かって胸を張って働ける日が一日も早く来ますように。

 夜は地元の報告会。

 総選挙、地方選挙、住民投票。途切れのない闘いの日々。しかも今回は普通の選挙運動に加えて、「街かど懇談会」や毎日6駅でのお帰りなさい宣伝、ハンドマイク宣伝、投票日の投票所宣伝などやれること、やるべきことがいっぱい。若いとは言えない集団ですが「この闘いだけは絶対に負けられない」の一心で、文字通り力を振り絞って下さいました。

 「高齢の仲間が杖を片手に、あるいはタクシーで、毎日宣伝に参加される姿に涙した」「テレビに勝つためには普段の10倍の活動がいると思って、1人でハンドマイク宣伝を続けた」「住民投票の間は自転車で上がれた橋が、今日は上がれなかった。気がはっていたから出来たんだと思う」などなど、たくさんの苦労話やドラマを聞かせていただきました。闘争本部長をかって出ながら、ほぼ“名ばかり本部長”だったことを恥じ入るばかりですが、本部長の出来が悪かったからこそ、みんなが「ほっておかれへん」と頑張った、ということにしてお許しいただきたいと存じます。

 大阪じゅうのあちこちで、こんなドラマや苦労があってこそ、「なにわの市民革命」が成就したのです。みんながヒーロー、ヒロインです。

市民の力の大勝利!!

お酒 こんなに怖かった時間はありません。

 日本共産党大阪府委員会でテレビを見ながら、ずっと形勢は不利。半泣きでした。

 突然の「多数確定」!

 大阪市がなくならなくて良かった。なくさなければ、みんなで変えて行けます。

 府員会での記者会見は茫然自失。市民の思いと力の大きさにひたすら思いをはせていました。

 帰宅して、和歌山に転居したUさんが「17日に飲むように」と送って下さったお酒を開けました。私には凄すぎるお酒。初めての味をかみしめました。

 明朝は市役所前に立つ予定なのでほどほどに、と言い聞かせながら。

 これからも山あり、谷あり。みんなで力を合わせ、よりよい大阪をめざして確かな一歩を。

最後まで、この思い届け!  いよいよ明日

 いよいよ明日が投票日。

前日大型 午前中は大型宣伝カーでの訴え。弁士として来られた永井守彦年金者組合府本部委員長と、大阪教育文化センターの山口隆さんの演説は、それぞれの立場や経験から橋下氏が知事・市長としてやってきた市民いじめを告発。この人がやろうとする「都構想」が市民のためになるはずがない、との流れ。冷静で鋭くて説得力のあるものでした。

 スポットしていて向かいのマンションに目をやると、何軒もの窓に人が顔をくっつけて聞いてくれていました。少なくない方が足を止めて下さいました。山下前日大型

 山下よしき書記局長を迎えたイズミヤ前には250人の方がご参加。

 この間の選挙では顏を拝見しなかった人たちの顔も。また以前、城東区で活動していて、転居や退職でよそへ行かれて久しい方たちがたくさん支援に駆けつけてくれています。20年ぶりという方も数人。離れていても「大阪市をなくしたらアカン」の思いは同じです。

 午後は地元の軽自動車で訴え。迷っている方、行かんでいいと思っている方に、この声届けの一心で。

前日区かー 宣伝していると、子どもたちが集団で「反対」「反対」と叫んで集まってくることが増えました。「大阪市立〇〇小学校が変な学校になったらイヤや」という子も。子どもたちのなかにも、市民としての誇り、「大阪市をなくしたらアカン」という思いがあるのでしょう。家でもそんな会話になっていることを願いたい。

 この思いの広がりに恐れをなしてか、まさに大阪市をなきものにしようとしているのに、相変わらず、「大阪市はなくなりません」というとんでもないごまかしを続ける人たちに負けるわけにはいかない。

 演説していると「反対するメリットがわからない」と、若い男性が声をかけてきました。冷やかしか、と思っていましたが、真剣に迷っておられるのです。アナウンサーのUさんと演説後の私もじっくり対話。いろいろ話して「わかりました」と言っていただきました。

 まだまだ迷っておられます。明日も、最後の最後まで路地裏での訴えを続け、1人でも多くの人に「反対って書きに行こう」と決めてもらいたい。最後のつばぜり合い。競り勝つために最後まで!

街かどで、診療所で、弁護士会館で 「大阪市なくすな」

今福東1今福東2 11日、今福東の公園で「街かど懇談会」。開始ギリギリまでガラガラでとうとう大失敗かと思っていたら、開始の頃には続々と。木陰に用意したイスはもちろん、公園のベンチ、タイヤの遊具、砂場の縁、そして立ち見の方と、どんどん人がふくれあがって80人もの方が耳を傾けて下さいました。

 一番最初に来られた方は、はっきり他党の支持者だと名乗られて「でも何もせえへん。今度の選挙は考えなあかん」とご立腹。すごく熱心に聞いて下さり「頑張るわ」とおっしゃいました。

 はるかかなたに佇んでおられる方に仲間がお誘いの声をかけましたが「ここで聞きます」と言われたそうです。こんな集まりは敷居が高い、という方も、こんなふうにさりげなく聞いて下さるので、いつもやって良かった!と思います。

今福東のどか

 授業がないというのでカメラマンで引っ張り出した娘も、「公園の説明会、なんか解放感あって自由な感じでええな/楽しかった」とメールをくれて、喜びもひとしおでした。

野江診療所 お次は、ヘルスコープおおさか野江診療所の「都構想学習会」。ヘルスコープおおさかは理事会で「組合員さんの命を守る立場から」と“都構想”に反対する見解を発表していて、その実践としての学習会。組合員さんや職員の皆さん約50人がお越し下さいました。熱心で踏み込んだ質問をいただいたり、終了後は、地域を回ってのご苦労も聞かせていただいたり。皆さんが頑張っておられることがヒシヒシと伝わる本当に嬉しい学習会でした。

 夜は「『都構想』を検討する弁護士の会」の集会で弁護士会館へ。“助言者”としてとの要請で自民党の木下議員とともに出席させていただきましたが、弁護士さんの集まりです。助言者がどうして要りましょう、という感じですが、何とかこの企てを阻止したいという企画に強く共感しました。

 事前には伺っていなかったのですが、立命館大学の森裕之先生が基調報告。20分という制約がありコンパクトなものでしたが、森先生のお話は、この馬鹿げた構想を臆面もなく押し付けようとする維新政治への憤りにあふれていて、いつも勇気をいただきます。

 お腹の底から怒りを燃やしながら、冷静に元気に、残る6日間、一生懸命、頑張り抜きます。 

ドラマティック! 扇町大集会

扇町4 10日、この闘いの大きな節目となる扇町公園での集会とパレード。

扇町2 「大阪市をなくしたらアカン」と思うすべての政党、団体が一堂に。まさか、共に行動する日が来るとは夢想だにしなかった政党や団体の皆さんと一緒に登壇し、思いを一つにそれぞれが挨拶。商店会総連盟の理事長さん、地域振興会の会長さん、子育て中の方、障害者団体の方、住之江医師会の会長さん、「府民のちから」の共同代表、竹山堺市長・・・どの方のご挨拶も胸に沁みます。扇町3

 庶民をないがしろにして、いま、いよいよ大阪の街と市民のくらしを壊そうとしている橋下市長への、立場や主義・主張を越えた一揆です。ドラマティックです! このドラマは絶対に結果に結びつけなければなりません。残る1週間、死力を尽くそう!扇町6