1月31日以来、止まっていた都構想法定協議会。
「反対派は出ていけ」と、府議会では本来の力関係とは違う議会運営委員会で、自民・民主の2委員を追い出しました。会長から市会にも委員差し替えの申し入れがあり、市会は「府議会が議員数に応じた正常な状態になるまで委員を引き上げる」と決めました
3日、開かれた法定協議会は、欠席を表明した公明党の委員まで維新に差し替え、10人全部維新。市会からは市長と、参考人という名目で3人の維新のメンバーが出席。
完全に、維新の勉強会。自画自賛の茶番というのが正直な感想です。地方選挙に向けて「協定書さえつくれなかった橋下市長」と言われないためだけの暴挙です。市民のくらしや未来を左右するこんな大切な問題を、政争の具にするやり方に怒りと悲しさを覚えます。
意見の違いはあっても十分に議論しながら、住民の福祉の向上につとめるべき地方自治体が、かけひきと脅しに明け暮れる人によって、荒らされている。
控室に飾られた七夕の笹。短冊に「大阪市がふつうの自治体になりますように」と書きました。
クサクサしている時、今井絵美子さんの「立場茶屋おりき」シリーズの最新作(第18弾)「君影草」が出ているのを発見。疲れた心と体にピッタリです。帯には「悲しいときは泣けばいい。明日は必ずやってくるから」 悲しくも泣きたくもないけれど、明日は必ずやってくるっていい言葉です。
都構想の法定協議会から、反対派は出て行け! というまったくひどいやり方への怒り、対応しつつ
地域の皆さんとの交流で元気をいただいています。
26日は中浜・東中浜・森之宮の皆さんがお集まり下さって「市政報告会」でした。
法定協議会のこと、3月・5月議会を通じて、いっそう進んだ橋下市政の行き詰まりなどをお話ししました。
「敬老パスの1乗車50円はほんとうにつらい」と、話題が集中。何としても、やめさせたい、とあらためて強く思いました。
29日は、城東区社会保障推進協議会の定期総会。
長い休眠を経て、再開から3年目。対区交渉、赤バス存続などの運動、毎月1日の区役所前宣伝と、大活躍して下さっています。再開に道を開いていただいた皆さんに、敬意と感謝をこめてごあいさつさせていただきました。
総会には区内の主だった団体の皆さんが参加。社会保障が危機にひんしているいま、様々な運動を、結び、強める頼もしい組織です。発展を願わずにはいられません。
小学校区ごとに展示されている作品は、書道、絵手紙、陶芸、手芸・・・毎年見ているだけでほんとに楽しくなります。
城東区のマスコットキャラクター「コスモちゃん」の特別展示もあり、生涯学習を通じて地域の絆を強くして下さっている方々の、地域への熱い思いを感じました。
今年は、「市政改革プラン」によって廃止されてしまった城北市民学習センターで活動していた似顔絵サークルの協力で、似顔絵コーナーもありました。照れ臭かったですが、描いていただきました。20年くらい前の私、という感じでしょうか。センターがなくなって、あちこちの貸室を転々としておられるとのこと。「カルチャースクールはいくらでもある。公がやる必要はない」といって廃止した、仇をみんなでとりたいものです。
25日、地方選挙をめざす演説会が城東区民ホールで開かれました。
一昨日の中之島中央公会堂での演説会など取り組みが続くなかですが、会場いっぱいにお集まりいただきました。演説会は初めて、というお顔も多く、成功のためにがんばっていただいたことに感謝です。
府会候補に決まったばかりの岡本孝志さんは所用のためビデオでデビューを飾りました。この間の活動を通じて、いのちやくらしが大切にされる府政を、と重みのある訴えでした。
私は、行き詰まりはじめた橋下市長を最後までおいつめるとともに、またぞろ動き出したなにわ筋線、カジノ、リニア中央新幹線早期整備などの巨大開発優先の市政ではなく、市民のくらしを最優先にする市政への、真の改革のために、引き続き送り出してほしい、と訴えさせていただきました。
自分でも感じていましたが、娘から「早口だった」という指摘。悪い癖が出てしまいました。反省です。
3月、出直し市長選の最中に審議し、修正の上で成立した今年度の骨格予算。今、肉付けする補正予算案をめぐる議会が開かれています。
20日の財政総務委員会で質疑を行いました。
①橋下市長が作ろとしている「近現代史を学ぶ施設」について
「歴史認識の両論併記」「体験型」を目玉にし、来年度、東京裁判をテーマに先行展示を行うとしています。東京裁判を受け入れサンフランシスコ講和条約を結び、国際社会に復帰した日本。後になって、「あれは勝者の裁きだ」と反故にするようなことは、戦後の歩みの否定です。こうした施設を、しかも市民の税金を使ってつくるべきではない、と撤回を求めました。
②男性も女性も自分らしくいきいきと生きる「男女共同参画」の立場に立った女性の活躍促進を
昨年度、私も会派を代表して参加させていただいた「女性の活躍促進プロジェクトチーム」の提案が、一定、予算化されました。
アベノミクスの成長戦略一本やりの「女性の活躍」には問題点が多すぎます。働き方の改善や保育・介護などの条件整備をしないまま、女性に働け、働け、と言えば、女性の負担を増やすだけ。そんな問題意識を示して、「成長戦略としての女性の活躍」とは一線を画し、男性も女性も自分らしくイキイキと生きる「男女共同参画」の取り組みを、じっくりしっかりやっていこう、と結びました。
後半の質疑、男性理事者の皆さんの、退屈そうな顔!(あくまで主観です。穿ちすぎならお許し下さい)。女性だけの問題じゃないのになあ。
一方で、他会派の若い議員さんが「共感しました」と声をかけてくれました。嬉しいものです。
問題だらけの補正予算案を、議会がどうするか。27日の本会議に向けて、波乱含みです。