新たに「財政シミュレーション」とやらがつくられ、事前に提示される予定でしたが、間に合わず、6日当日配布となったため、ほぼ説明だけで終わりました。
これから検討して、20日の協議会で実務的な質問となりますが、ざっと聞いた段階で感じたことは
これまでの大阪市の収支見通しは、補てん財源は使わない、新たな借金はしない、などのの前提をつくり、「財政が厳しい、厳しい」と言ってきました。今回のシミュレーションはそれをすべて覆して、めぼしい土地は全部売り、借金もし、貯金にも手をつけるものになっています。
また、地下鉄・市バスや水道、ゴミ収集など、議会が同意していない民営化や統廃合が、出来たことを前提にした職員数などを前提にしているらしく“絵に描いた餅”に過ぎません。
こんな勝手な前提でシミュレーションをして、「5区案なら数年後には全区が黒字になる」と胸をはっていますが、同じ前提で大阪市1つのままのシミュレーションをすれば、「大阪市=財政難でお先真っ暗」なんて、とても言えないでしょう。こんなペテンに、騙されない議論と宣伝が必要です。
さらに、市長は「7区はダメ。コストがかかりすぎる」と5区案への絞り込みを急いでいますが、もともと「基礎自治体の最適規模は30万人」というのが、都構想の出発だったはず。一番多いところで60万人にもなる5区案がいい、なんて言い出すこと自体、なんのための都構想なのでしょうか。
5区といえども、大阪市のままより、運営コストがかかることはハッキリしています。なぜ、大阪市を空っぽにしてまで、こんな無駄なことをするのか。市民のくらしと地域をずたずたにする都構想を早く葬らなければ。
新たなシミュレーションを消化できないまま、6日夜は、大商連へ。市内民商の集まりで都構想の話をさせていただきました。複雑かつ論点がどんどん変わる都構想。その危険さ、ひどさをどこまでお伝えできたでしょうか。
2日間の一般質問が終わりました。このなかでも、何度も言っていましたが
この間、橋下市長が盛んに言い出した、地下鉄民営化=「錬金術」について、いろいろ考えています。
★民営化して、株として保有する(都構想のもとでは特別区に均等配分するそうです) ⇒ 資産価値となり ⇒ 売却して、新たなインフラに投資する
★地下鉄今里筋線の延伸も、その資産(株)を売却して、沿線の特別区でやればいいじゃないですか、と。
◇わいてくる疑問がたくさん
① 「インフラ整備は広域」という都構想と、根本から矛盾しないか?
② 一体の地下鉄。株を特別区に配分したからといって、ある区が勝手に売却できるのか?
③ 誰が地下鉄延伸部を建設し、誰が運営するのか?(延伸部だけ、特別区が運営する、なんてことが出来るのか?)
④ 維新の会は、「地下鉄も二重行政」と言ったが(これはこれで意味不明)、特別区が地下鉄をつくることは、何重行政なの?
コミュニティバスならともかく、地下鉄を、特別区でつくれ、なんて「放言」「妄言」です。
安全・安心を第一義とする公営地下鉄を「錬金術」などというのは、およそ、地方自治体の長の姿勢ではありません。
しかも、民営化の意義も、その場その場でコロコロ変わる。
都構想も、橋下市長の改革も、破たんの一途ということではないでしょうか。
今日4日付けの「しんぶん赤旗」近畿のページを開いて、すごく嬉しくなりました。
昨日、大阪のお医者さんたちが特定秘密保護法に反対する緊急アピールを発表された、という記事。672人の医師・歯科医師が賛同とのことです。記事中、記者会見で意見を表明なさったと紹介・引用されている両先生とも、地元城東区で日頃たいへんお世話になっています。
歯科医のT先生は、かなりのご高齢とご病身で、先の参議院選挙の時も、たくさんのお知り合いに電話をかけて下さりながら「勝って死にたい」と言われたことが忘れられません。「こんな体でも頑張っているんだから、あんたも頑張れ」という声が聞こえてきそうで、大変勇気付けられました。
議会対策に追われて、なかなか思うに任せませんが、廃案にするために、私も頑張ろう。
今日の本会議は維新の会・公明党・自民党の一般質問でした。今日も、何回「知事時代」と口にしたことでしょう。市長になってもう2年。いつまでも知事、知事と言っていないで、大阪市を愛する市長になってほしいものですが、大阪市をつぶすために市長になった人だから仕方ないのでしょうか。でも、普通の社会人なら、以前の職場のことをいつまでも言わないと思うのですが。
明日も本会議です。14時半から、日本共産党の一般質問です。
明日(4日)から、2日間一般質問です。明日は、維新の会・公明党・自民党。明後日がOOSAKAみらいと日本共産党。日本共産党は14時半から井上政調会長が質問に立ちます。そんなこんなで、団会議もあり、今日も市役所ぐらしです。
飛び込んできた報告。特別参与2人と大都市局が記者会見をして、「特別区設置に伴う情報システム関係経費の再試算」なるものを発表したとのこと。
都構想のパッケージ案では、イニシャルコスト(立ち上げ経費)のなかで、現在24区1本で運用している情報システムを特別区ごとに構築する費用の大きさが目立っています。
記者会見で配った資料では、
イニシャルコスト→最大290億円 ランニングコスト→最大30億円
パッケージ案より減る ということですが、「現在作業中」「未確定値」とも書いてあって意味が分かりません。
6日に法定協議会を控えて、なぜ、今日、このことだけ記者会見するのか意味が分かりません。
市長はこの頃、さかんに「都構想はコストがどうのという小さい話じゃない」と言っているのに、コストを減らして見せて得意顔する意味が分かりません。
お昼ご飯は市役所8階の食堂のハーフランチ300円也。おいしいかどうかはともかく、安さが有難くてお世話になっています。
12月2日、城東区民生委員・児童委員・主任児童委員委嘱状伝達式がありました。12月から区内選出市会
なぜか、開会前から、心臓がドキドキ。「落ち着いて、落ち着いて」と言い聞かせましたが、異常な緊張おさまらず。
挨拶の出だしから言うべき順番を間違えて、何
これほどの緊張は神経が変なのか。はたまた、インプットとアウトプットの機能の劣化が著しいのか。
両方だったりして・・・・・・。でも、もう忘れよう。
少し間違えましたが、今日の挨拶文です。
民生委員・児童委員及び主任児童委員 委嘱状伝達式にあたり、区内選出府議会議員・市会議員を代表して、市会議員団の当番ですので、ごあいさつさせていただきます。
日頃から、地域の皆さんの暮らしや福祉にかかわる身近な相談相手として、また、保健福祉センターをはじめ、関係機関のよきパートナーとして、地域になくてはならないご活躍をいただいていることに心からお礼を申し上げます。
社会保障・社会福祉の制度がめまぐるしくかわるとともに、家族関係の変化など、住民の皆さんの生活スタイルや福祉にたいする考え、思いがどんどん複雑で多様なものになるなか、地域コミュニティ、地域福祉の果たすべき役割がいっそう大きくなっています。その一翼を担われる皆様のご苦労は、感謝に余りあるものです。こんな時代です。多くの方が、ご自身も、お仕事やお身内のご病気など、何かと心配事がおありでしょうに、こうした役割をお受けいただいていることに、重ねて心から敬意と感謝を申し上げます。ほんとうにありがとうございます。
市政は激動のなかにあり、何かと厳しい時代ではありますが、私どもも、皆様のお声を十分にお聞かせいただき、施策等に反映できるよう、精いっぱい努力いたしますので、どうか、ご指導・ご教示いただきますようお願い申し上げます。
最後になりましたが、今日お越しの皆様、ご関係の皆様の、ご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げまして、あいさつとさせていただきます。いつもほんとうにありがとうございます。