日頃は、都構想だ、交通事業民営化だ、と、大阪市や市民の未来を“政争の具”にしている市長のもと、不本意ながらおよそ地方議会らしくない“政争”にまきこまれがちな私たち。会派によっては、角突き合せるばかり、という相手もいるのが実情です。
でも、この間 「大阪市女性の活躍促進プロジェクトチーム」に各会派から出席したことなどをきっかけに、先日(10月16日)、超党派の女性議員が議長に申し入れを行い、全会派から11人が参加してくれました。
私自身は、アベノミクスの“女性の活躍”にはおおいに異議がありますが、家庭生活と仕事が両立できる環境づくりのために、利用できる面は利用もしなければ、何も前進しません。「女性が活躍できる大阪市」について議論してきた者同士、出来ることから声を上げようとなった次第です。
委員会等に市長などの出席を要請すると、関係局が質問の主旨を市長に伝え、答弁の調整を行います。委員会前日のあまり遅い時間に出席要請をすれば、当該局や事務局の残業は深夜に及んでしまいます。大阪市会では、めったにないことではありますが、皆無とは言えません。
いつ突然、深夜の残業になるか分からない、という職場では、育児・介護などをしている職員は昇進を避けるしかなく、結果、時代の要請である女性の管理職の増加の妨げです。
出席要請の締め切りの時間を決める、ということは合意できない会派もあるようですが、市会史上初めて(たぶん)、全会派の女性議員がそろって、一定の締め切り時間の検討などを議長に要望することができました。
議長の受け止めも、大変、前向きで頼もしく、ただ、会派間の関係がデリケートな時だけに、焦らず、取り組んでいただきたいものです。
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