視力の衰え著しく、眼科へ。緑内障、ではないかという声もありましたが、そういう心配はないようです。
お医者さんは「もう少し早く来てくれたら」を繰り返しながら、新しいメガネの処方箋を書いてくれました。来週、出来上がって、小さい字も読みやすくなるのが待ち遠しい。
目元をしかめつつ読んだ「ルポ虐待――大阪二児置き去り死事件」。問題の深さ、大きさに心がこの本から離れません。
西区のあの事件の時、現場のマンションに行き二児の冥福を祈り、文教経済委員協議会で質疑もしましたが、ほんの一部しか見ていなかったことを思い知りました。
事件の前に親子が住み、少しだけ関わった名古屋市児童相談所課長の「事件が発覚して以来、当時、何かできることがあったのではないかという気持ちがあります。でも、どうすればよかったのかわからないのです」という言葉は、多くの人の共通の思いではないでしょうか。
判決が、母親一人を責め、懲役30年を科すことで良しとしている現実。もっと踏み込まなくては、同じような事件が起きる気がしてなりません。
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