昨日・今日、市会本会議が開かれ、先日の松井市長の施政方針演説に対する各会派の質問がおこなわれています。
非交渉会派となってしまった日本共産党は質問できません。「カジノはやめよ」と言う人が一人もいない本会議。悔しい、情けない、悲しい。どの言葉が一番ぴったりくるかな、などとモヤモヤしたものを抱えつつ、橋下氏、吉村氏が就任し、施政方針への質問をした時の緊張感を思い出しながら、他会派の質問を聞いています。
質問準備がない分、毎日のようにいろんな集まりに伺って、さまざまな人たちとワイワイ議論。どうすれば大阪市廃止をくいとめて、まともな自治体にしていくことが出来るのか話し合っています。
夕べは、「総合社会福祉研究所」から、「社会保障と維新政治の研究に取り組むので来ないか」と声をかけていただいて、出かけました。
京都在住の学者の方から、「なぜこれだけ維新が支持されるのか、の分析なしに、維新に勝てるようにはならないではないか」というご意見。おっしゃるとおり、ですが、それは、一言二言で、スッキリときれいにわかるほど単純ではないように思います。でも、あきらめずみんなで議論を繰り返し、それぞれの地域や団体で維新政治の問題点を明らかにし、それをあらゆる手立てで知らせていくしかないと痛感しています。
写真は、全国市議会議長会から、20年勤続とのことでいただいた表彰状です。面映いですが、支え続けて下さっているたくさんの皆さんへの表彰状だと思い、ありがたくちょうだいします。
今日も本会議。委員会の所属などが決まるとともに市長から案件が提案され、各委員会に付託されました。6月3~5日の委員会で議論されます。
大阪市会は常任委員会は6つです。日本共産党大阪市会議員団は4人なので2つの委員会に所属できません。この委員会にどう目配りするかも検討課題です。
私は、財政総務委員会と大都市税財政制度特別委員会。どちらも、具体的に市民のくらし・教育などにかかる施策や制度を議論するより、理屈の世界。私の最も苦手な世界です。しかも、政局に振り回されながら、〝大阪市廃止=都構想〟と向き合わなければならない委員会でもあります。政局だけで見ると、住民投票の実施へと向かっていかざるを得ない状況。そのなかで、どんな議論をすれば都構想阻止に役立つのか、そんな議論が自分にできるのか。かなり頭が痛い船出です。
あ~あと思いながら、控室の窓から眺める大阪市内の風景です。
山中智子/財政総務委員会・大都市税財政制度特別委員会
井上ひろし/都市経済委員会・万博推進特別委員会
寺戸月美/民生保健委員会・環境対策特別委員会
長岡ゆり子/教育こども委員会
23日は大阪市会の開会日。市対連の皆さんが開会日恒例の宣伝・集会・デモ。
これまでは本会議に先立って運営委員会や幹事長会議があるため時間の調整が難しくて、議員団からは代表1人が参加してきましたが、非交渉会派となり本会議に先立つ諸会議への出席の必要がなくなったので(出席の権利がなくなったので、とも言います)、団会議の時間をずらして、集会に議員団全員で参加。代表して私が挨拶しました。
「小さい会派にはなったけれど、皆さんとスクラム組んで頑張ります」と挨拶は元気いっぱいやったつもりですが・・・。本会議場に身をおいて、はじっこの日本共産党のちょっぴりした議席と、ど真ん中の維新のものすごい大きさにちょっとへこみ、その上、「“都構想”が民意だ」「大阪の成長と住民サービスのために副首都をめざす」という松井市長の施政方針にげんなり、うんざり。ため息が抑えられません。
落ち込んでいる場合ではありません。何とか元気を取り戻して、笑顔で闘っていこう。
先日、深夜の千日前線今里駅で行われた地震発生時の総合訓練に参加しました。参加といっても見せていただくだけで、訓練に参加したわけではないのですが。
交通局・消防局・大阪府警など総勢150人が終電終了後の今里駅や、走行中に震度5の地震に見舞われる想定の列車内などに配置につき、緊張したおももち。今年は初めて訓練参加者にシナリオを知らせずブラインド方式で実施とのことで、予期せぬトラブルに対処できるか、という会話が飛び交っていました(トラブルとは予期せぬものではありますが)。
パニックに陥る乗客、余震、火災、停電によるエスカレーター急停止での重症者発生などが仕込まれていたようですが、何とか乗り越え、怪我人も救助。
可動式ホーム柵のドアと列車のドアが、大きくずれて停止せざるを得ないトラブルもあり、乗客の車外への誘導や車内で大けがをした人の救助の困難さ、停電で機能しなくなった信号に代わる手旗信号での列車の誘導に想定以上の時間がかかること、など訓練を見せていただかなければわからなかったこと、いろいろありました。
今回の訓練では、乗客のなかにたまたま交通局の職員がいて、ワンマン運転の運転士さんを援助するという想定。いつもそんな幸運に恵まれるとは限らず、震災等を考えたら、やっぱりワンマンカーは考え物だと思いました。
この「交通局」とあるピンク色の紙は、2つ折りにすると名刺大。裏はシールになっています。交通局の職員は常にこれを携帯していて、乗客だった場合でも事あればこの職員証を貼って、沈静・誘導・救助に当たるのだそうです。たまたま近くにいた職員の人が見せて下さり「ほんとに皆さん持ってるの?」とつぶやいたら、我も我もと皆さんが見せて下さいました。乗客の命を預かる誇り。何だかジンとしました。
31日、昼は中央区の女性の皆さんに、夜は福島区と北区の皆さんに、いずれも40分という時間をいただいて思いの丈をしゃべらせていただきました。
昨晩、くりはら貴子さん、柳本あきらさん、平松邦夫さん、森裕之先生からいただいた元気を、今日は私が発信する番。力が入ります。
大阪でいま一番大事なことは、維新政治を終わらせること。総がかりでなければそれは出来ないから、勝手に全力で、自らの闘いとしてくりはらさんと柳本さんを応援します。
すりかえや暴論でまともな議論を拒否する維新政治。
市政も議会も、選挙対策のために利用する維新政治。
大阪市を「営利企業」のようにしてお金、お金の維新政治。
まともに議論できる地方自治体を何としても取り戻したい。
取り戻すだけでなく、この歩みは、市民が主役の新しい大阪につながる。
私は心からそう思っています。そんな話を力いっぱいさせていただきました。