11日、菫連合振興町会の2年に1度の総会にお邪魔させていただきました。
地域のスローガンは「おもいやりのあるまち・菫」。地域活動の担い手不足に悩みながらの、地域づくりに敬意と感謝です。
日頃の結束が伝わってくるような、和気あいあいとした総会でしたが、
「中学校給食、あれでは子どもがかわいそう」
「福祉施設の水道料減免がなくなって、負担がたいへん」
「保育所0歳児の保育士配置が減らされた影響は大きすぎる」
「防犯灯の電気代などを町会で出すのは限界」
など、懇親会の合間に多くのご要望をお聞かせいただきました。
もっともっと怒りの声をあげていただき、議会に持ち込み、ほんとうに市民の声におこたえできる大阪市にしていかなくては。
おもいやりのある地域をめざそうにも、行政が、市民の皆さんへの思いやりがなくては、市民の皆さんの負担が増えるばかりです。
憲法施行記念にあわせて、市会議員15年勤続の知事表彰にあずかりました。地方自治振興への貢献とのことです。
ただただ年数を重ねただけ、穴があったら入りたい、といったところですが、地元の皆さんを始め、ほんとうに多くの方のご尽力・ご助力に支えていただいての15年です。ありがたく受けさせていただきました。
3日には、ある方から祝電もいただき、「何の祝電? 『祝 憲法記念日』?」と思ったりするほど自覚のない私ですが、これを機に、気を引き締めて、16年目も、一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。これからもご指導・ご鞭撻、よろしくお願いいたします。
7日に行われた大阪府主催の式典は欠席しましたが、日本国憲法前文が朗読されたとのこと。セレモニーに終わらせず、憲法を大切にし、憲法が隅々までいきる大阪にすることを、真に誓う憲法施行記念式典であることを望みます。
15年前、初めて議会に送っていただいて、本会議場での初仕事は「子どもの医療費無料制度を拡充する」条例案の提案でした。日本共産党以外の反対で否決されましたが、ある会派の同期の議員さんが「本当は立ちたかった(賛成したかった)」と言ってくれたことを、昨日のことのように覚えています。日本共産党市会議員団は、否決されても、否決されても、「またか」と言われながらも、この制度をつくる提案、拡充の提案(対象年齢の引き上げ、所得制限の撤廃)を、繰り返してきたのです。
「現役世代への重点投資」の一環として、中学校卒業までに拡充した橋下市長は、度々「公約を何一つ実現したことのない共産党」という言葉を浴びせます。たしかに政権や与党として、制度をつくったことはないかもしれません。けれど、住民の皆さんの運動と、その声を全国の地方議会で届け続けた日本共産党が、この制度をつくり、拡充することに貢献していない、などと、どうして言えるのでしょうか。
権力をもった側にしか公約実現はできない、という考え方は、いろいろな市民から選ばれたいろいろな考えの議員が、議会で議論を尽くして合意をつくりだす「民主主義」を否定するものです。
憲法や地方自治法をないがしろにする流れと激しくたたかわなければ。そんなことを思った憲法記念でした。
25日、市会運営委員会で、大阪市の補正予算案が発表されました。今回の補正は、予算審議直前の市長辞職事件によって「骨格」とせざるをえなかった当初予算の「肉付け予算」です。
連日、各局の説明を聞いてパンク状態の頭で思うこと。
カジノ誘致、関空へ時間が数分短縮されるなにわ筋線整備、リニア中央新幹線促進など、ムダな開発にいよいよ本腰。
一方で、施設や施策の民営化・統廃合・有料化が進み、悲鳴や怒りの声を聞かない日はありません。今回も、昨年11月に議会が否決した幼稚園の廃止・民営化をまた提案するなど、市民いじめはとどまるところをしりません。
「市政を変えてほしい」との願いに押されて誕生した橋下市長。「府と市」から「都と区」に形を変えることを叫んでも、中身は、巨大開発優先、市民に冷たい、市民が失望した市政と一緒です。「都」に権限と財源を集中させて、これまで以上に巨大開発をするため都構想、という狙いも見えやすくなってきました。
変えるべきは形ではありません。市民を大切にする市政めざして、中身をこそチェンジ!
2日開会の議会のなかで、そんな論戦ができるよう、議員団一丸となって努力します。
もともと2月開催の予定が、市長の辞職事件で延期された結果、区関連予算が通過した後に、予算について区政会議で議論することになってしまいました。昨年度、部会も出来て、区民参画の第一歩を踏み出しただけに、このチグハグは本当に残念です。予算市会の質疑のなかで、「区の予算に区民の声はどう反映されているか」という質問への、市の担当者の「区政会議をで経ている」という答弁がいかに空疎なものかを実感しました。
とはいえ、各部会からの報告は、多彩・具体的で、部会での議論が活発だったことを物語っていました。地域福祉部会長さんの報告では、身近な移動手段の確保については、区バスを廃止し、何の対策もとられなかったことへの強い批判が感じられました。身近な移動手段の確保は、区の役割も大きいけれど、区だけで解決することはできません。市バスの系統・便数をドンドン減らし、まさにズタズタにして平気! という、交通手段への責任を投げ捨てている市政のもとで起きている問題です。地域のこうした声を市政に反映できるよう、もっと区政会議の位置づけを検討・議論しなければなりません。
いずれにしても参画の仕組みは始まったばかり。行政と区民の皆さんが、ともに、参画によって市政が変化することへの展望や可能性を共有し、深めていけるよう、役割を果たして行きたい。
「出直し」という名の許せない一人芝居が閉幕しました。
37万人の民意だけをよりどころに、住民投票まではいくべきだと、開幕前とまったく変わらぬ詭弁とすりかえの記者会見。
こんな一人芝居に6億3000万円もの税金を使い、予算審議も放り出したことへの反省はかけらもなし。わかっていたこととはいえ、これからが思いやられるなあ、と思いつつ市公館へ向かいました。
昨年9月、姉妹都市35周年で訪問させていただいたメルボルンから、市長はじめ代表団の皆さんが来阪。今夜は歓迎レセプションでした。メルボルンでとてもお世話になった人たちとの再会あり、新しい出会いあり。立食パーティーは痛めている足には辛い、と思っていたのに、本当にアッという間の2時間でした。
楽しい時間を過ごさせていただいて、気分一新。一人芝居の結果を受けたたたかいの始まりです。
確実に追い詰めつつあります。
培ったものを大切に、ちょっと長めの見通しと展望をもつよう心がけつつ。
たくさんある案件などのなかで、私は大阪駅ビル「大阪ステーションシティ」で4月から始まる実証実験の中止をJR西日本に働きかけてほしい、という陳情について質疑しました。
新聞報道では、「通行人の顔を90台のカメラで撮影し、その特徴を登録して同一人物を自動的に追跡する実験。顔認証技術の精度を確かめるのが狙い」とのこと。実施するのは、年間予算(300億円)の9割以上が国の交付金という「情報通信研究機構」です。
不特定多数の人が利用するスペースに、個人識別までできる監視カメラが設置されるなんてプライバシーも肖像権もあったものではありません。いったい、何にどう使われるのか、不気味でさえあります。
「データは個人が識別できない処理をしたうえで、JR西日本に提供し、避難誘導の対策に役立てる」とのことですが、鵜呑みにできるでしょうか。何のために個人の識別まで必要なのかもさっぱりわかりません。しかも、JR西日本は、「使途は決まっていない」と言っているのですから・・・
防犯カメラや監視カメラを全面的に否定はしませんが、最小限におさえなくてはならないと思います。日本弁護士会が監視カメラの増加に警鐘を鳴らしている意見書などを引用し、市としても、議会としても、こんな実証実験は中止するよう働きかけるべきだ、と陳情の採択を求めました。