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市政レポートできました

大阪市廃止・分割の「協定書」議決を受けて、市政レポートをつくりました。

よろしければご覧ください。

 

街のなかで「大阪市をなくすな」を多数派に――「協定書」可決

 大阪市議会臨時議会本会議。維新の会と公明党の賛成で大阪市をつぶす「特別区設置協定書」が可決されました。起立採決ではなく記名投票となり、「反対」の青票を思いを込めて投じました。
 
 主人公である市民の皆さんが、こんな制度いじりを考えられる環境にないコロナ禍の下、かなりの低投票率になるだろうに、どさくさ紛れに住民投票に持ち込むことに賛成多数となる議会。わかっていたことではありましたが、情けなさにちょっと涙が。
 でも、大阪市をなくすかどうかを決めるのは市民です。これからが正念場です。
 
 閉会にあたって、議員団のコメントです。よろしければご覧ください。
          大阪市会臨時会閉会にあたって
 今日9月3日、大阪市会臨時会が閉会し、大阪市をつぶしバラバラにする「特別区設置協定書」が維新・公明の賛成で可決されました。コロナ禍の下、市民が感染への不安に怯え、くらしや営業に悩みや苦しみを抱えています。「住民投票どころではない」「制度いじりよりコロナ対策を」という声が渦巻く中での強行に強い怒りを表明します。同時に、この間、臨時会本会議における少数会派の代表質疑権を確保し、「大阪市をなくさないで」の声を届けるという一点で極めて稀な統一会派で臨むという、党派を超えた連帯・協力が実現したことは貴重です。こうした連帯・協力が大阪じゅうで広がるならば、「大阪市をなくすな」の思いで街を埋め尽くすことができると確信しています。
 コロナ禍のなかで住民投票を急ぐのは、市民が不幸になる「特別区」の姿を市民が十分に知る前にやってしまいたいからにほかなりません。それほどまでに、「大阪市廃止・分割構想」は市民にとって〝百害あって一利なし〟なのです。推進者が隠そうとしている“百害”を、みんなが自分の言葉で一人でも多くの人に伝えぬくならば、必ず勝利できる闘いです。
 議会では駆け引きの結果「賛成多数」となりましたが、大阪市をなくすかどうかを決めるのは市民です。「大阪市をなくすな」が街の多数派となるために、死力を尽くします。ご一緒に頑張りましょう。

「市民の命を軽んずるな!」     臨時議会代表質疑

24日、大阪市廃止の協定書案について本会議で代表質疑。
できなかったはずの代表質疑に立つことができ「日本共産党・市民とつながる・くらしが第一大阪市会議員団を代表して」と言った時、泣きそうになりました。「市民・第一」の武代表に補助者として横に座っていただいて、「住民投票よりコロナ対策」「市民の命を軽んずるな」「まやかしの財政シミュレーションは許されない。住民サービスは維持できないことを認めよ」など、懸命に伝えました。持ち時間の片道30分がアッという間。松井市長が訳の分からないことを言うので切り返したりしていたら、質問2問や大事な主張を削らざるを得なかったことが残念です。
色々なことを乗り越えて実現した統一会派。「市民・第一」の武議員、松崎議員を始め、すべての人に感謝です。市民の命を危険にさらす住民投票は許されません。でも、強行するなら、もう一度NO!を突き付けるしかありません。死力を尽くして。

代表質疑の準備中です

大阪市をなくすな」の市民の声を本会議で届けたい、の1点で結成した統一会派を代表させていただいて、24日に代表質疑を行います。一緒になろうと決断してくれた熱い思い。後押ししてくれた市民の皆さんの思い。せっかく手にした質疑権をいかさなくは。

夏休みは1日もなく、準備におわれています。

異例ですが、統一会派で臨時議会に臨みます

    コロナ対策に持てる力を使わねばならない時に、「大阪モデル」を何度も変えてまで住民投票を強行しようとし、話題作りのためにイソジン騒動まで引き起こす大阪の為政者。大阪市廃止の「協定書(案)」だけが議案となる臨時議会が迫っています。
    大阪市の存廃がかかった議会。少数会派にも代表質疑を、との要望は維新・公明によって拒否されましたが、維新・公明・自民のたった3会派だけの質疑では、有権者の負託に応えられないという思いは募るばかりでした。この間、一緒に要望してきた市民・第一のお二人も当然同じ思いで、相談を重ねてきました。
    「協定書(案)」だけが問題となる臨時会は、双方、完全に立場も考えも一致します。日本共産党(4人)と市民・第一(2人)が一緒になれば交渉会派となり代表質疑が行えます。手段があるのに手をこまねいている訳にはいかない、と、統一会派として臨時議会に臨むことに決め、今日、市民・第一の武直樹代表とともに記者会見を開かせていただきました。極めて異例ではありますが、これしかない!という思いです。
◆記者会見で配布した統一会派結成にあたってのご挨拶です。ご笑覧下さい。
 新型コロナウイルス感染症は「第2波」ともいうべき猛威をふるい、全国的にも、大阪でも、感染者数が増え続けています。市民の命を守るとともに生活や営業を少しでも安定させるためにあらゆる手立てをとることが、今ほど求められている時はありません。にもかかわらず、「大阪モデル」を赤信号が灯らないように変更してまで、住民投票を強行しようとする姿勢は、住民の命やくらしを危険にさらすものでさえあると言わざるを得ません。
 こうしたなかで予定されている臨時会は、大阪市の存廃だけでなく、市民の命を軽んずる市政のあり方を許していいのか、ということを、市民の皆さんにお考えいただくべき、非常に重い議会となっています。これほどの議案であるからこそ、非交渉会派にも質疑の機会を与えていただくよう要望してまいりましたが、一部の会派の反対で認められませんでした。議長からは「前例による」という説明でしたが、臨時会の代表質疑自体が前例のないものであるとともに、政令市の廃止・分割という文字通り前例のないことの判断を市民に迫ろうとしているのです。臨時会が迫る中、何とか多様な市民の声の反映を、という市民の皆さんの願いが両会派に寄せられ、互いにその道を探る中で、今回、統一会派としてこの臨時会に臨むことになりました。
 極めて異例ではありますが、有権者の皆さんの負託に応えるために力を合わせて、全力を尽くします。
日本共産党・市民とつながる・くらしが第一大阪市会議員団(共産・市民)
  代 表   武 直樹
  幹事長   山中智子

少数会派にも質疑を    大阪市廃止を問う臨時議会に向けて

 緊急事態宣言が解除され、いったんおさまっているかにみえた新型コロナ。ここへきて、また感染者数が増え続け、学校の教職員や児童・生徒、医療機関での感染も日々報告されています。集会等も増え、連日のように出席させていただいていますが、いずれも密を避けるために人数を制限しての開催です。多くの市民の方にしっかり考えていただけるような環境ではとてもありません。こんな状況にもかかわらず、大阪市廃止・分割の住民投票実施の方針を変えない知事・市長と維新の会。ほんとうに信じられない思いです。
 各派幹事長会議などで、協定書の是非が問題になる臨時議会の日程が相談されていますが、維新の会と公明党の意向で、本会議での質疑を交渉会派(維新・自民・公明)だけで行うことになりそうだ、という話が漏れ聞こえてきています。大阪市の存廃という極めて重要な案件です。少数会派も質疑の時間を与えられて、多様な立場から議論を尽くすことが当然だと思います。
 排除されたまま臨時議会を迎えるわけにはいかないと、私たち日本共産党大阪市会議員団同様、非交渉会派である市民・第一の武議員と一緒に、議長と各会派の幹事長さんに、非交渉会派にも質疑を、と申し入れを行いました。
日本共産党の要望文書は次の通りです。
   臨時会における代表質疑についての要望
連日のご奮闘に敬意を表します。
コロナ禍のもとでの住民投票にはさまざまな意見があるなか、「大阪市廃止・特別区設置の協定書」承認の是非が問われる臨時議会の日程が定まりつつあると聞いています。
大阪市と市民の将来にとって、引き返すことのできない大きな決断を市民に迫る住民投票であり、最大限、市民の皆さんに判断材料を提供するために力を尽くすことが議会にも求められていると考えます。来る臨時会もその貴重な機会です。代表質疑を交渉会派に限る方向だと伺っていますが、大阪市の存廃というきわめて重要な議案であり、民主主義の観点から少数会派にも質疑の機会を与えることは当然だと考えます。本臨時会の重要性に鑑み、ぜひ、非交渉会派に質問の時間を、与えていただきたく要望いたします。