11日、日本共産党城東区後援会の「秋のつどい」が開かれました。
例年は「春のつどい」として新春に行っているのですが、今年の春は地方選挙、住民投票であわただしく、秋の開催に。
恒例の詩吟や寸劇などなどの出し物に先立ってわたなべ結さんが決意表明し、辰巳孝太郎参議院議員が国会報告。若い二人に皆さん嬉しそう。ただ、「山中さんも昔は若かったのになあ。姑みたいになって」という感想にはへこみつつ「せめて小姑と言って」と笑っておきました。
私も時間をいただいて(10分という限られた時間でしたが)、市政報告とダブル選挙への訴えをさせていただきました。
終了後、お見送りをすると皆さん「ダブル選挙、ガンバル!」と。皆さんが、新しい市政に向けたスタートを待ち望んでおられることを実感しました。
大筋、次のようなお話をさせていただきました。
もうすぐ知事・市長のダブル選挙。振り返れば、対立ばかりで、敵をつくっては攻撃し、都構想に熱中した橋下市長のもと、市民のくらしをよくする、という自治体らしい議論のできない奪われた4年でした。住民投票直後は「都構想はあきらめる」と殊勝に会見し、「統合の風呂敷は畳む」と言った市長ですが、いまや豹変。またぞろ統合だ、都構想だ、言いだしています。
その背景には、維新の会には、大阪市が残ると決まったもとで、大阪市をよりよくしていくためにはどうするか、示す政策も、語るべき言葉もなく、このままではダブル選挙を闘えない、という党利党略があったとしか思えません。
最大の舞台として利用されたのが「大阪会議」。当初は「意味がない」「違法だ」と批判していながら、突然維新の会に賛成させて設置をし、最初から妨害ばかり。そうして「やっぱり自民党の大阪会議ではダメ。都構想しかない」と。ただただ「自民党ではダメ」と言うためだけに、またまた時間やエネルギーのムダ遣い。まったく市政と議会の“私物化”です。
このまま維新政治が続けば、また対立と不毛な議論が続くだけです。これ以上こんなことをしている訳にはいきません。
私たちは「さよなら維新政治、まっとうな市政のスタートを」との思いから、自民党市会議員団前幹事長の柳本顕さんを勝手に、そして全力で応援します。この間ともに幹事長を努め、柳本さんの誠実さ、謙虚さ、そしてまっとうな市政をつくりたいという熱い思いに触れてきました。市民の声を十分に受け止め、まじめに一生懸命考える人です。
この4年間で、市民の声を聞かない市政をしていたら「大阪市をつぶせ」などという勢力が台頭する、ということを、しっかりと経験しました。もとの大阪市に戻ることはありません。維新政治にさよならし、市民の声をよく聞き、くらし・経済の向上、防災対策など、じっくり議論できる大阪市をつくるスタートを切りましょう。私は柳本さん、大好きです。どうか押し上げて下さい。私も先頭に立って、全力を尽くします。
7日、府政・市政に向けて運動を続けておられる団体、府民連・市対連共催の「維新政治ノー!学習決起集会」。
ウロウロできないので、こんな写真しかありませんが、会場のグリーン会館ホールが、これだけ一杯になったのを見たのは初めて。「ダブル選、マッテマシタ!」という気分が伝わってきました。
日本共産党が、W選挙で柳本顕さんを勝手に応援する、と発表してから初めて行う市政報告。住民投票後、いったんは「統合の風呂敷は畳む」と言いながら、結局、維新の会には「二重行政の解消」「都構想」以外に掲げる旗がないために、またぞろ統合に固執し、「都構想をバージョンアップして挑戦する」とまで言い出している知事・市長。大阪市も市議会も、今や、そこへもっていくためにのみ利用している。まさに私物化です。この維新政治に何としても終止符を、という思いでお話ししました。
奈良女子大学の中山徹先生のお話。「これまでのどの市長選挙より、頑張り抜けば再び市民が主人公になれる大阪づくりが手が届くところまで来ている」と。いつもながら元気が出ます。
6日、交通水道委員会。いきなりですが反省と懺悔。自分で納得できる質疑なんていつだってないけれど、こんな失敗は久しぶり。陳情質疑、完全に時間を見誤って、路線バスの拡充に大半の時間をつかってしまい、可動式ホーム柵設置の質疑が半分も出来ず仕舞い。実地調査や準備に時間をかけ、いっぱいやりとりしたかったのに。陳情者の皆さんに申し訳ないし、事前の聞き取りに付き合ってくれた職員の皆さんにも迷惑をかけ、情けなくて、恥ずかしくて・・・
とはいえ、気を取り直して、委員会のご報告です。
市長から提案された案件は、交通民営化にあたっての基本方針を議決事項にするという手続き条例案。
そもそも、民営化議論のなかで、「ただ地下鉄・市バスの廃止条例だけでは市長への白紙委任になるから、民営化基本方針を議決事項にすべき」という意見が出されていたことは事実です。けれど、ごく一部の議員のこうした意見に飛びついて、2度に渡る議会の否決もどこ吹く風とばかりに、矢継ぎ早にこんな条例を出してくることは、議会や市民の声の軽視です。
この間出されている様々な懸念=バスは本当に守られるのか?(今でさえズタズタですが) 可動式ホーム柵など安全対策は? 今里筋線未着工部分などネットワークの充実は? 敬老パスの他の私鉄との整合性は? などなど、何一つ、解決されていません。
肝心なことを置き去りに、条例を急ぎながら、「単なる手続き条例であり、民営化を決めるものではない」と言ったりしていますが、結局、この条例をテコに、第2弾の基本方針、そして地下鉄・市バスの廃止条例と、遮二無二推し進めようとしています。
日本共産党は、民営化を前提にした条例案には反対ですが、自民・公明が留保とのことだったので、十分議論するという意味で留保にし、採決にいたりませんでした。今度は23日の本会議が山場に。「こんな条例は認めないで」の声と運動が広がりますように。
5日、明日の交通水道委員会の準備を終えて、夜は、城東区の「区政会議」。今日から新しいメンバーです。
今期は(今のところ)47名。引き続き大所帯です。各地域活動協議会から男女1名ずつ選出を、という提案のおかげで、女性が25名。女性が53%という比率はすごい! また、公募委員さんが16名という数も、「できるだけいろいろな方を」という城東区の思いの現れでしょうか。 前期から引き続きの方、初めての方、多彩な顔ぶれでスタートです。
28年度の運営方針などの説明の後、議論。これまでの区政会議で出された意見で、反映されたこと、されていないこと、いろいろありますが、ゆっくりではあるけれど、区政会議という取り組みが実りつつあることを実感しました。
区として取り組み、その努力で解決できることもあれば、大阪市の姿勢を変えなければどうにもならないこともあります。
たとえば、バス。路線バスがズタズタに減らされてとても不便になっている現状は、“民営化ありき”で不採算路線を削り続けた交通局の責任。一方で、区政会議の度に「福祉バス」を望む声があるのに、来年度の運営方針でも調査する姿勢さえ見当たらないことは、区政会議の受け止めとして疑問を感じました。今後、専門部会等で十分議論して、その声を受け止めてほしいです。
いずれにしても、今後の大阪市発展のキーワードである“住民自治拡充”の柱となり、住民とともに考え、住民とともに行動する役所や職員をつくるために、一層大きな役割を果たしていただきたい。そのために、区政会議の位置づけの強化など、議会でやるべきことをやりながら、今期は何とか時間をつくって、部会も傍聴するなど、一生懸命関わっていきたい。新メンバーでのスタートにあたっての決意です。
大阪市会は今日から常任委員会が始まっています。
私が所属する交通水道委員会は6日。
提案されている案件は、地下鉄・市バスの民営化問題を議論するなかで一部の会派が提唱していた民営会社の「基本方針」を議会の議決事項とするための条例案。
「安全・安心はどうなる?」「今里筋線の延伸などネットワークの充実は?」「敬老パスは?」「バスの切り捨てにならないか?」など、さまざまな問題が指摘されているのに、まったくクリアしないまま、議決事項にしさえすればいいといわんばかりのアリバイづくりにしか思えません。
そんなことを考えつつ、3件提出されている多岐にわたる陳情の質疑の中身もあーだ、こーだと考えている日々です。
今日は陳情質疑の準備のために、朝のラッシュ時の御堂筋線巡りをしました。
可動式ホーム柵のある駅=天王寺・心斎橋駅ではホーム柵が、なんばなどホーム柵のない混雑駅のラッシュ時は、(写真では見にくいかも知れませんが)制服の駅員さんがズラッと並んだマンパワーで、乗客の安全を守っています。
ラッシュ時は約2分に1本の御堂筋線。次々到着するどの列車も、職場という戦場に向かう緊張した人々で一杯(中には市役所で見知ったお顔も)。日頃はあわただしく乗り降りする地下鉄ですが、じっと観察していると、ほんとにすごい仕事をしているんだなーと、あらためて思った次第です。
関一市長による御堂筋線の建設に始まるネットワークづくりとともに、エレベーター・エスカレーターの設置、可動式ホーム柵の設置など、進取の気性で発展してきた市営交通。民営化などせず、安全・安心と便利な街をつくるため、みんなで良くしていきたいという陳情。採択を求めて質疑します。
28日、第3回大阪会議のはずでした。
会議の進め方、会長の権限などについて長時間議論した24日の準備会。そのなかでは橋下市長の提案を受けて「代表者会議は全会一致を原則」ということも盛り込まれました。
今日は、まず準備会の続会でそれらの申し合わせの成文化されたものを確認し、いよいよ、全体の会議で、それぞれ議論したい議題のプレゼンテーションに進む、というのが、誰が考えても自然の流れでした。
だからこそ、9時30分から準備会➝終了次第大阪会議 という通知を受けて、代表以外の委員の皆さんも、傍聴の皆さんも、9時30分から、代表者会議をしている部屋のすぐ向かいの会議室でずっと着席して待っておられたのです。
ところが、松井知事と橋下市長は、議題のプレゼンテーションを、非公開の準備会(代表者会議)でやるべきだと言い募るなど、次から次へと無理難題を持ち出して、全体の会議を開かせまいと必死。“議題の優先順位は全会一致では決まらない”と決めつけて、「決まらない時には会長に一任するよう約束せよ」と、前回の発言とまったく矛盾することにも固執し、結局、時間切れで、何も進まない不毛な半日となりました。
終了後の囲み会見で「なぜ全体の会議で議題のプレゼンテーションをしたらダメなのか」という記者さんの質問に、「なぜかといったら、アリバイに使われるからです。大阪会議が進みました。これで大阪都構想はいりませんって、絶対に放送するんですから。」と答えたという橋下市長。
W選挙に向けて、大阪会議を妨害し機能マヒさせて、“やっぱり都構想しかない”と叫ぶことだけを目的に大阪会議を利用していることがますます明らかになりました。
市民のくらしの向上、防災対策など安全の向上、経済の活性化・・・山積する課題を置き去りに、自分たちの選挙対策のためだけに不毛な対立を作り出し、市民や議会、職員を振り回す。
これが首長のすることか!
強い怒りとともに、W選挙で、まともな政治を大阪に築かねば、の思いがこみあげました。