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命までとられることはないんだから    明日、市長質問

 決算特別委員会の真っ最中です。

 明日はいよいよ日本共産党の質疑日。

 いろいろなテーマを検討してきましたが、テーマを絞られないせっかくの決算委員会です。この間の、市長の、議会・タウンミーティング・ヘイトスピーチの団体の代表とのやりとりなどで、市長としては目に余る言動について、これを慎み、大阪市長にふさわしい立ち居振る舞いを求めよう、と決めました。

 決めたまでは良いのですが、なんせ気が小さい私ゆえ、数日、ろくに眠れません。寝ようとしても、頭のなかで想定問答がうずまき、起き出すしかない状態。

 それなのに、顔に寝ジワがくっきり。2時間横になっただけなのに、理不尽!

 お化粧しても、全然、隠せないし、加齢のせいで、何時間たっても消えてくれない。理不尽!

 内なる理不尽とも立ち向かいつつ、口では勝てっこないお方に立ち向かってみましょう。

 どうなることやら・・・。こんな時、いつも自分に言い聞かせます、「命までとられることはないんだから」

勇気をいただきました! 「党と後援会 大集合!」

IMG_2950 1日、城東区の「党と後援会 大集合」という集会を開かせていただきました。

 あいにくの空模様でしたが、会場いっぱいの方がお越し下さいました。

 このところずっと、議会対策が私にはこなしきれないほどになっていて、仲間と地域を回る機会がもてない日々です。来春の選挙に向けて、焦りも募っています。

 第1部で、いくつかの地域・団体の後援会の活動報告を聞かせていただきながら、また、お集まり下さった皆さんと握手を交わしながら、焦らずとも、この方たちに依拠して、やるべきことを一生懸命やろう、と、勇気をいただきました。

 今回は、市政と市会が大きな山場を迎えているなかでもあり、30分という時間を頂戴して、市政報告をたっぷりさせていただきました。

★ 「百害あって一利なし」の都構想にしがみつくしかない橋下市長の行き詰まりの現状

私たちの改革は

★ カジノやなにわ筋線などのムダ遣いをいっさいやめ、社会保障の充実と住宅リフォーム助成条例など地域経済の振興で庶民のふところをあたためる――市政の中身の改革

★ 区政会議の位置づけ強化など、区民の声が届く仕組みづくり

といった柱でお話しし、「これまでのどの選挙より厳しいけれど、何としても勝ち抜かせてほしい」と、心からのお願いをさせていただきました。

 カメラマンは、ほぼ強制的に引っ張っていった娘です。

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次は決算特別委員会   実地調査の感想

 都構想協定書はとりあえず27日に否決されました。

 その疲れも癒えぬまま、また、協定書をめぐる次なるたたかいにもそなえながら、今、集中すべきは決算特別委員会です。日本共産党議員団からの枠は2人。今年は私もメンバーになっています。持ち時間50分の限られた時間。テーマもなかなか定まりませんが、今日は実地調査に行ってきました。

 実地調査の行先は、やたなか小中一貫校、子ども相談センター、大阪城。

実4 やたなか小中一貫校のゆったりした少人数学級は加配教員のおかげだそうですが、地元の学校とはあまりに違いすぎます。ランチルームでの給食も、所要時間の短縮はすごく助かると校長先生。とても良いことだと思うからこそ、ここだけにとどまっていることは納得できません。この教育環境を、全市に広げてほしいです。

 何回かお邪魔している子ども相談センター。そこでこなされている仕事の密度の濃さ。簡単に5特別区で展開できるようなものではない! とあらためて思いました。同時に、ここまで大きくなると・・・。やはり、第二の子ども相談センターを考える時期にきているのでしょう。

 実1実2 大阪城では石垣の発掘現場を見下ろしたり、普段は非公開の一の櫓から地元森之宮団地を眺めたり。貴重な鎧も見せていただきました。昭和6年に、どちらも市民の募金で、修復した天守閣(50万円)、建設した元博物館(80万円)。今のお金でいえば100億円は超えるとのこと。都構想では、無償で府に移管されてしまいます。ほんとうにそれでいいのでしょうか。実3

 それぞれの行き先で思うところの多い、有意義な実地調査でした。

一つのケジメ、しみじみと    都構想「協定書」否決

10388067_310163845854827_6551205806095311200_n 27日の市会本会議で、「特別区設置協定書の承認について」が、公明・自民・みらい・共産・無所属の反対によって否決されました。同時に、議決を真摯に受け止めるべき、という、公明・自民・みらい・共産の共同提案による決議も可決されました。

 条例協議会でも、法定協議会でも、「大阪市解体は“市民にとって百害あって一利なし”」と言い続けてきた月日。費やされた長い時間とエネルギー、たくさんの紙・紙・紙。議場での時間を万感の思いで過ごし、「これでキッパリと断念していただきたい」との思いをこめて、日本共産党大阪市会議員団を代表して反対討論を行いました(下に全文を掲載させていただきます)。

 市長は、住民投票のための住民投票をする、なんてことを言いだしていて、たたかいはまだまだ続きますが、議会の否決は一つの大きなケジメです。

10262101_551313831666312_7565326723750222213_n 急なお声かけだったにも関わらず、城東区からたくさんの人たちが傍聴にお越し下さいました。大事なケジメの瞬間を、ともに味わおう、と駆けつけて下さった姿。とっても心強いとともに、とっても緊張しました。

 4会派並んでの記者会見のため、お越し下さった皆さんと十分な交流が出来なくて残念でした。岡本こうし府政対策委員長の提案で、傍聴席から素早く出てこられた方と、記念撮影(?)。

 地元の皆さん、ほんとうにありがとうございました。

 あわてて臨んだ4会派幹事長が並んだ記者会見。否決の感想を聞かれて「市民にとって良いことかどうかだけを物差しに、道理にしたがって議論すれば、必ずちゃんとした結論にたどりつけることがハッキリした」という意味のことを申し上げたと思います(緊張していてよく覚えていませんが)。

 あわせて、これからどうするのか、という質問には、統治機構を変えるのではなく、ムダ遣いをやめ、庶民のふところをあたためる政治の中身の改革と、ニューヨーク市のコミニュティー委員会のような都市内分権をめざしつつ、住民自治充実の仕組みづくりを主張したい、と、汗をかきかきお話しさせていただきました。

 

「協定書承認について」の反対討論

 私は日本共産党大阪市会議員団を代表して、議案第333号「特別区設置協定書の承認について」に反対の討論を行います。

 まず最初に、本協定書は、13回に及ぶ法定協議会で、次々に指摘される問題点や矛盾について答えることができない知事・市長が、クーデターにも等しい民主主義蹂躙の手段で維新の会以外の会派を排除してとりまとめたものであり、決議、意見書が市会の多数をもって議決されている通り、「無効」なものであることを、あらためて申し上げておきます。本来なら、上程できるようなものではなかったのです。

 そして、同時に本協定書は、手続きもとんでもないものなら、その中身も、突貫工事のでっち上げさながら、検討に値しないものだということが、財政総務委員会や、各常任委員協議会の議論で明らかになりました。

 市民の負託を受けた議会として、キッパリと否決する以外にありません。

 以下、具体的に指摘いたします。 

 橋下市長は、都構想の大きな柱として、これまで府市で二元的に行われていたとする広域行政を府に一元化して、大阪の成長戦略を強力に進めると言ってこられました。それじゃいったい、具体に何をするのかといえば、「平松市長はカジノに反対だった。だから進められなかった」などと発言しているように、カジノを含む統合型リゾート、IRの誘致であったり、淀川左岸線延伸部やなにわ筋線の建設等であったりと、またぞろムダな大型開発そのものではありませんか。

 特に、カジノの誘致は、アクセス整備に巨費を投ずるにとどまらず、ただでさえ世界で最も多いギャンブル依存症患者をさらに増加させるとともに、大阪経済の活性化にもまったく役立たないものです。

 神戸女学院大学名誉教授の内田樹さんは、「賭博は何も生み出しません。何も価値のあるものを作り出さない。借金しても、家族を犠牲にしても、それを『する』人が増えるほど胴元の収益は増える。一攫千金の夢に迷って、市民生活が出来なくなる人間が増えるほど儲かるというビジネスモデルです」と言っておられます。まさにその通りで、たとえ少々雇用などが増えたとしても、それ以上のはかりしれないマイナスをもたらすものです。

 それに、市長は度々、WTCやりんくうゲートタワービルなどの失敗をあげ、府と市があったからだとおっしゃいますが、とんでもない話です。これらは90年代、景気対策と称して、競って公共投資を積み上げた結果です。つまり政策選択上の大きな間違いであって、大阪市解体などという統治機構とは何の関係もないのです。結局、都構想とは、ムダな大型開発を府に一元化し、一人の指揮官のもとで、強力に推進することによって、WTCなどと同じ過ちを繰り返すことにほかならないのです。

 また、もう一つの大きなうたい文句は、二重行政の解消で4000億円をうみだす、特別区はニアイズベターで市民サービスはよくなる、ということでしたが、それが全くのまやかしである事がすでに明らかになっています。

 府市統合による効果は、全くないに等しいにもかかわらず、逆に、コスト増は、とことん切り詰めた大都市局の試算でも、イニシャルコスト600億円、ランニングコスト年20億円。特別区発足後5年間で1,071億円もの収支不足が生ずる始末です。市民サービスは良くなるどころか、さらに切り縮めざるをえず、特別区の運営、区民のくらしは惨憺たるものだと言わなければなりません。

 しかも、北区・湾岸区以外の3つの特別区では、庁舎を建設するとしていますが、特別区の中心、交通至便のところで、建設に必要な用地が果たしてあるのかどうかさえ、いまだにはっきりしないままです。住民投票で賛成が得られれば、それから物色するという大都市局の説明は、後は野となれ山となれ、住民の便、不便に大きくかかわる問題もまったく明らかにしないまま、まさに白紙委任を求めるようなものではありませんか。

  さらに、看過できない問題は、各特別区が、府に財源も権限も、そして財産も取り上げられる半人前の自治体の寄り集まりだという事です。市町村税である、固定資産税、法人市民税等は府税扱いにされると共に、特別区の起債許可権限すら府に握られるあり様です。しかも、大阪城、動物園、美術館、高校、大学などなど、市民の税金で営々と築いてきたものが、無償で府に移管される事になります。市内在住65歳以上無料とか、大学の入学料減額等の市民向けの優遇措置が果たしてどうなるのか。この決定すら府に委ねる以外になく、ささやかな楽しみや就学の機会をも市民から奪いかねません。

 その上、多くの事業が特別区独自で運営できなくて、国民健康保険、介護保険、水道事業等、100を超える事業を一つの一部事務組合で共同して行わざるをえず、市民の命とくらしに関わる事業が、市民の声が届かない、目が行き届かないなど、ますます市民から遠ざかってしまうのです。

 区議会議員の定数にしても、中核市並みの自治体とは到底言えないものとなっています。現在の市会議員の定数をそのまま当てはめたために、人口34万人の湾岸区はわずか12人。同じ人口の東京北区の44人、吹田市の36人の1/3以下という状況です。因みに定数12人の市町村はと言えば、人口1万人の能勢町です。(人口1万7千人の北海道芦別市、人口1万6千人の高知県土佐清水市) 付け加えれば、区議会の議場等のスペースも驚くほど切り縮められたものとなっています。中核市の議場等の平均面積は、3400㎡であるにも関わらず、議員1人35㎡で算出し、一番多い定数23人の南区ですらわずかに805㎡、中核市平均の1/4という状況です。

 コストを小さく見積もるためとはいえ、これほどまでの議会無視は、議会などあろうがなかろうが、特別区で決められることなど限られちる、府に何もかも握られている、という特別区の無力さを象徴しているのではないでしょうか。

 まさに中核市並みどころか、半人前自治体の寄り集まりだと断ぜざるをえません。 

 特別区とは、こういうものだからこそ、唯一の都区制度のもとにある東京特別区では、今や、自立を求めて、都区制度の廃止を望む声が澎湃として起こっていることは周知の事実です。基礎自治体である各特別区が、基礎自治体としてのすべての事務を処理し、充実した住民自治を実現するために、特別区と決別し、一般市になることを願っているのです。 財政力の豊かなところは、固定資産税や法人市民税が100%入るので、立派にやって行けるし、そうでないところは、きちんと地方交付税で補てんされるがゆえに、何の気兼ねもなく事業を遂行できる、その道をめざそうという訳です。

 市長がやろうとしている都区制度は、区長は公選であっても、自立した一人前の自治体ではない、との嘆きの声が上がり続ける時代遅れの制度なのです。

 今、大阪市でなすべきことは、政令指定都市を解体し、その権限や財源を府に吸い上げる時代遅れの集権を持ち込むことではなく、むしろ、政令市としての権限・財源の拡充など地方分権の推進、地方自治の充実を国に強く求めることです。同時に、市域内においては、ニューヨーク市のコミニティー委員会のような都市内分権に思い切って取り組むことだと申し上げ、討論といたします。

スポーツの秋、行事の秋

KIMG1332な東運動4 26日、地元の鯰江東地域活動協議会の「鯰江東フェスティバル躍動 運動会」がほんとうに盛大に開催されました。な東運動1

 今年は40回目とのこと。「つなげよう・40回目のバトンパス」のスローガンには、歴代の役員さんをはじめ関係者が続けてきた行事を、たとえしんどくても地域の絆のためにしっかり受け継いでいく決意と、地域活動の担い手の広がりを願う思いの両方が込められているのでしょう。小学校校長先生の、「高学年の児童は、どんなふうに運動会を運営しているかなどをしっかり見ておいて下さい。そのことが、50回目、60回目へとつながっていきます」というご挨拶には、地域の思いを受け止め、地域とともに子どもたちを守り、育てようという学校の姿勢が感じられました。

な東運動ブラス 毎年オープニングを飾って下さる鯰江中学ブラスバンド部の皆さんの演奏。ものすごくカッコ良かった。日々の研鑚に頭が下がります。

 皆さんと交流しながら、役員さんと来賓の種目、大玉ころがしで健脚(?)を披露。童心にかえって盛り上がりました。

 

 日頃の運動不足、大玉ころがしの後遺症でしょうか。何となくボーっとした頭で、「城東生活と健康を守る会」の定期大会にお邪魔しました。

 大事な大会のお時間を頂戴して手短に市政報告をさせていただきました。KIMG1343

仕事と家庭、両立できる大阪を    超党派女性議員申し入れ

1912528_307143622823516_8498597938741241779_n 日頃は、都構想だ、交通事業民営化だ、と、大阪市や市民の未来を“政争の具”にしている市長のもと、不本意ながらおよそ地方議会らしくない“政争”にまきこまれがちな私たち。会派によっては、角突き合せるばかり、という相手もいるのが実情です。

 でも、この間 「大阪市女性の活躍促進プロジェクトチーム」に各会派から出席したことなどをきっかけに、先日(10月16日)、超党派の女性議員が議長に申し入れを行い、全会派から11人が参加してくれました。

 私自身は、アベノミクスの“女性の活躍”にはおおいに異議がありますが、家庭生活と仕事が両立できる環境づくりのために、利用できる面は利用もしなければ、何も前進しません。「女性が活躍できる大阪市」について議論してきた者同士、出来ることから声を上げようとなった次第です。

10313549_307143679490177_1769377142296603844_n まずは、議会が出来ること。

 委員会等に市長などの出席を要請すると、関係局が質問の主旨を市長に伝え、答弁の調整を行います。委員会前日のあまり遅い時間に出席要請をすれば、当該局や事務局の残業は深夜に及んでしまいます。大阪市会では、めったにないことではありますが、皆無とは言えません。

 いつ突然、深夜の残業になるか分からない、という職場では、育児・介護などをしている職員は昇進を避けるしかなく、結果、時代の要請である女性の管理職の増加の妨げです。

 出席要請の締め切りの時間を決める、ということは合意できない会派もあるようですが、市会史上初めて(たぶん)、全会派の女性議員がそろって、一定の締め切り時間の検討などを議長に要望することができました。

 議長の受け止めも、大変、前向きで頼もしく、ただ、会派間の関係がデリケートな時だけに、焦らず、取り組んでいただきたいものです。